Fujiatorieのブログ

WFに向けて制作するガレージキットの制作過程など、フィギュアに関連することを載せていきます。

個人制作13(ホーリーアリナ 制作記)

待ちに待った版権許諾の回答ですが、

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残念ながら版権様からの許諾は頂くことが出来ませんでした…。

ですが個人制作として、ガレージキット化します。

まずは複製を行います。

一番大変な作業となる下のマントから始めます。

各先生方と相談した結果、このような二面型で複製を試みます。

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原型との際はエナメル溶剤とシリコンペンを使います。

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私自身まだ複製の経験も少なく、この型で上手くいくビジョンが見えていないのですが個人的にこのパーツを分割する事は避けたいので多少のリスクは背負っていきたいと思います。

片面目、Mr.シリコーン約1.5kg程を一度に混ぜました。この量を一度に行ったのは初めてで、自分の思っている二倍程の速度で硬化が始まってしまい満足に空気抜きを出来ないまま流す事になりました。

必要以上に流してしまったのでここで切り取ります。

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もう片面を流しました。

多少の失敗もありおそよ4kgのシリコンを使いました。

気泡だらけですが、型はこんな感じになりました。

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平面な方に当て木をしてクランプしてレジンを流します。

無事に流れてくれました。

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一部空気を抜く場所の見積もりが甘く、大きな気泡が出来ていましたが、今回販売が出来ないことを加味して、型ではなく複製品をパテで治すことにします。

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欠損した面はツルツルとしているので、まずリューターで軽く表面を荒らします。
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そこにエポキシパテを詰め込み、手である程度慣らします。(硬化後に若干の引けを考慮して少し多く盛り付けます)
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完全に硬化したら綺麗に塗装する為に表面をつるつるにします。今回のようなパーツには電動工具やスポンジヤスリが非常に役に立ちます。

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その他、手や上マント等の先端まで流れにくそうな一部パーツは真空脱法機を使って複製を行います。

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星形正八面体パーツはUVクリアレジン(SK本舗様のホーリーレジンを使います)を使うので、造形村の透明シリコンを使います。

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また先生のアドバイスより、微細な凹凸も拾ってしまい、見た目の透明度が落ちてしまうということで、粘土埋めの前に光沢クリアの塗料を吹きます。

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型を作りUVレジン(ソーリーレジン)を流します。1度目は真空脱法機を使いましたが、レジンの粘度が高く空気が逃げにくいのか、気泡だらけになりました。

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次にストローを刺してその中を通す方法を試しました。真空ではなく加圧鍋を使って、気泡を取り除きます。

かなり気泡を少なく抑えられたと思います。

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次回はまだ複製できていないパーツを複製していきます。